夏みかんの皮と砂糖だけで作ります。そのまま食べるのはもちろん、パンやお菓子に入れたり、ジャムより水分が少ないので使い勝手がよいです。まとめて作って冷凍保存できます。
作り方
- 甘夏をぬるま湯とスポンジできれいに洗います。
- 皮をむきます。ヘタを切り落とし、十字に切込みを入れるとむきやすいです。
- 皮を水につけてあく抜きします。浮いてこないように網(落し蓋や皿でも)でおさえて1時間放置します。
- たっぷりのお湯で10分茹でこぼします。浮いてくるようなら落し蓋を使ってください。
- 冷水にとって、触れる温度になったら、スプーンで白いワタの部分をとれる分だけ削ぎ取ります。
- 5.6mmの幅になるように刻みます。
- 刻んだ皮の重さを計って、80%の重量の砂糖を計っておきます。
- 刻んだ皮を茹でこぼします。10分を2回。味見をして苦みが強いようなら3回目を茹でこぼします。砂糖で煮ると薄まるので、少し苦みが残っている方が美味しく仕上がります。
- 茹でこぼした皮をザルにあげ、水気をきったら、鍋に戻し、砂糖の1/3を入れて、軽く混ぜて10分程おきます。
- 砂糖がとけて汁っぽくなったら、弱めの中火にかけて、混ぜながら水分をとばします。皮がちぎれやすいので、鍋の底から返すように大きく混ぜます。15分かけて煮詰めます。
- 15分経ったら、砂糖の残り半分(全体の1/3)を入れて、さらに15分かけて煮詰めます。砂糖が増えてくると焦げやすいので、火加減に気をつけ、こまめに混ぜます。
- 残りの砂糖を全て(全体の1/3)を入れて、同じように15分かけて煮詰めます。だんだん粘りが出て焦げやすくなるので、15分経っていなくても、完全に水分がなくなる一歩手前で火を止めます。
- あら熱がとれたら、クッキングシートに重ならないように並べて乾かします。鍋底に残ったシロップはお湯や水で割って飲めます。
- 好みの固さになるまで、少なくとも2.3時間は干します。
- そのまま食べる分はグラニュー糖をまぶします。密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保存します。だんだん固くなるので、まとめずに食べる分だけグラニュー糖をまぶすことをおすすめします。
- パンやお菓子に使う分はそのまま密閉できる容器に入れて、冷蔵か冷凍で保存します。この状態で保存し、食べるときに食べる分だけグラニュー糖をまぶすとよいです。